回転寿司×セキュリティに関するアイデア

回転寿司界隈における昨今の迷惑行為の乱発による外食離れ問題の解決に寄与するための特許が出来ないかと検討してみました。

カメラ撮影による自動会計でDXを実現することが主目的のビデオレジというのを最初に思いついたのですが、調べてみたら案の定くら寿司さんが2年ほど前に実装されていました。さすがです。

そこで、その案の応用であり、コンベア上の商品へのいたずらや皿隠しなどの不正行為だけでなく、醤油差しや箸入れ、薬味入れや食器などテーブル上に備え付けの各種備品に対するいたずらを始めとする迷惑行為の抑止および発生時の証跡確保など、セキュリティー面での効果を主目的として再検討した結果がこの案です。

これもくら寿司さんが既に出願されている可能性は十分あると思いますが、せっかく検討しましたので念のために開示することにしました。

 

■回転寿司×セキュリティ

1.客席のカメラ映像を機械判定することで備品利用時等における客の異常行動を検出することによるセキュリティーシステム
2.べルトコンベアー上の寿司だけでなく各席備え付けの醤油差し、箸入れ、薬味入れ、食器などの各種備品の利用状況を各席の所定位置に設置した複数台のカメラにより撮影し、機械判定により異常行動を検出し通知するとともに発生前後の画像を記録
3.各席の客が寿司などの特定の皿や各種備品を手に取った際にカメラ画像の解析  により皿や各種備品の利用時の人体および対象物の挙動を通常利用時における一般的な挙動と比較することで異常な挙動を機械判定により検出
4.通常時には撮影画像をスクランブル化して記録することでプライバシーを保護し、トラブル発生時には記録画像のスクランブルを復元することで証跡を担保
5.カメラは必要に応じ複数台設置により複数アングルを確保することで認識の正確性を担保
6.画像の機械判定における異常な挙動の検出において必要に応じAI判定を取り入れることで客観性および正確性を担保
7.撮影画像のスクランブル化に代わる手法として、通常撮影による証跡記録用カメラAと顧客の容姿をモザイク処理などにより秘匿化する機能を備えた異常検出用カメラBを用意し、異常検出前の段階においてはカメラBのみを使用し、異常検出時にカメラAを起動することで通常時の顧客プライバシー保護と不正行為発生時の証跡確保を同時に満たすこととしてもよい
8.異常検出用カメラBにおける容姿の秘匿化手法は、秘匿化状態にあって異常検出のための解析を可能とするものであればどのような手法であってもよい

 

■期待される効果

1.画像解析およびAI判定による異常行動の自動認識により不正行為の即時対応を可能とすることによるセキュリティー性の向上
2.当システムの存在および稼働を知らしめることで得られる牽制効果による不正行為発生リスクの低減および安全性の宣伝効果
3.撮影画像のスクランブル化や判定用カメラと記録用カメラとの併用などの方法によるプライバシー保護の実現
4.異常検出時に自動的に保持される記録用映像による法的証跡の担保

 

急ぎの検討だったため文字ばかりで図がなくてすみません。

このような仕組みの実装によって一日も早く安心して外食できる日が訪れることを祈っています。

 

続きを読む

スケジュールレコメンドサービスに関する記事を掲載しました

Google社によるTimeful社の買収で一躍脚光を浴びることとなったAI自動スケジューリングやその発展形であるスケジュールレコメンドサービスについて、当社保有特許との関連性を含めて簡単に解説した記事を掲載しました。

詳細は以下よりどうぞ。

スケジュールレコメンドサービスに関する当社特許について

スケジュールレコメンド機能比較イメージ_オフィスワーク編

続きを読む